こんにちは、YAAC税理士事務所の山田です。
仕事をしていると、ひとつひとつは大したことがないのに、なぜか地味に消耗する作業ってあると思っています。
例えば、eLTAX(地方税の電子申告・納税システム)のような実務です。手順そのものは難しくない。でも、毎月繰り返す中で「またこれか」と感じる小さなストレスがある。今回お話ししたいのは、そういうテーマです。
元になったnoteはこちらです。
毎月のあの「やってしまった」をなくした話——eLTAX画面をChrome拡張機能で改善しました
小さなストレスは、放っておくと大きくなる
今回のきっかけは、地方税のダイレクト納付で使うワンタイムパスワード入力画面でした。
入力して送信するだけの作業なのに、近くにあるボタンが本来押すべきものではなく、再送信ボタンになっている。すると、自然な流れで操作したつもりが、ワンタイムパスワードを無効にしてしまうことがあるんです。
こういうことって、外から見ると「注意すればいい話」に見えるかもしれません。でも、僕は少し違う見方をしています。人が普通に動いたときにミスしやすいなら、それは仕組み側も見直したほうがいいと思っています。
業務改善は、派手なものより地味なものが効くことがある
AIとかDXとか、最近はいろいろな言葉があります。もちろん、それ自体はすごく大事です。
ただ実務の現場では、毎月何度も起きる「ちょっとしたやり直し」を減らすことのほうが、結果的に大きな改善につながることもあります。数分のロスでも、回数が重なると集中力が削られますし、他の判断にも影響が出てきます。
だから僕は、業務改善というのは、何かを大きく変えることよりも、無駄に疲れない状態をつくることだと思っています。
Chrome拡張機能で、自然にミスしにくい動線へ変えた
今回つくったChrome拡張機能も、やっていること自体はすごくシンプルです。
確認して送信するボタンを入力欄の近くへ移し、再送信ボタンは下側に移動する。さらに、再送信には確認アラートを入れる。たったそれだけです。
でも、それだけで「またやってしまった」がかなり起きにくくなりました。ここで大事だったのは、新しいルールを覚えてもらうことではなく、その人の自然な感覚のままで、正しい操作にたどり着けることでした。
これは、kintoneのカスタマイズやfreee会計の運用設計でも同じです。操作する人が無理をしないこと。そこを整えると、業務全体がかなり変わることがあります。
AIやITを使うのは、人との時間を増やしたいから
僕の中では、AIやITを使う目的は明確です。人との時間を増やすためです。
単純作業や無駄なやり直しで消耗しないようにして、その分、経営者の方と話したり、判断材料を整理したり、本当に必要なことに時間を使えるようにしたいと思っています。
数字は結論ではなく、次の行動を決めるための材料です。そして、その数字をつくるまでの業務の流れもまた、経営を支える土台だと思っています。
税理士は、申告だけでなく実務の隣にもいられるかもしれません
税理士の仕事というと、どうしても申告や税務相談が中心に見えるかもしれません。もちろんそれも大切です。
ただ実際には、現場でどこにストレスがあるのか、どこでミスが起きやすいのか、どの順番で整えると仕事がラクになるのか。そういう実務の部分にまで一緒に入っていけると、支援の質はかなり変わるのではないかと思っています。
もし今、
「AIやITツールを使っているけど、現場がまだしんどい」
「数字の報告だけでなく、業務の流れごと相談したい」
「先生ではなく、一緒に考えてくれる伴走者がほしい」
そんなお悩みをお持ちの経営者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
答えを押しつけるのではなく、判断材料を整理しながら、前に進みやすい形を一緒につくれたらうれしいです。
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YAAC税理士事務所
山田 直広
